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TCH秋の風景 2017

2017.12.04 / 活動レポート

大阪マラソンも無事に終わり、気がつくと季節は秋から冬に近づいていました。TCHではこの秋、大きなお祭り(*大阪マラソン)の盛り上がりと並行し、穏やかで温かな空気と、特別な時間が流れていました。

9月のまだ日差しもきつい頃、昨春のホスピスのオープンに間に合わず、天国に旅立ってしまったお子さんのお母さんときょうだいが、お子さんとの想い出がたっぷり詰まった手作りのアルバムとお弁当をもって、遊びに来てくださいました。お母さんはスタッフと一緒にアルバムを見ながら、お子さんとのたくさんの想い出をお話ししてくださいました。その後、一緒にお庭でお弁当を食べながら、おしゃべりしたり、ごろごろしたり…天国にいるお子さんの、大好きなお母さんとごきょうだいと過ごした、温かい時間でした。

<10月TCHのお庭の風景>

家族写真は、誰にとっても大切な家族との想い出の形です。入院中のお子さんのお食い初め写真を家族一緒に撮りたいという、お母さんからのリクエストがありました。可愛い衣装に着替えたお子さんを囲んで、ご家族5人で寝転んで撮った写真は、私たちホスピススタッフにとても大切な想い出の一枚となりました。

<風船かずらの種>

この夏、TCHで初めて作った緑のカーテンの風船かずら。秋にはその役目を終え、たくさんの種を残してくれて、10月ホスピスに遊びに来られたお子さんと一緒に、その種を収穫しました。これからも毎年、子どもたちが収穫してくれた種が、TCHのお庭いっぱいに、緑のカーテンを作ってくれるといいなと思います。

11月、ちょっと季節外れとなりましたが、今年3度目のキャンプが行われました。本当は9月に開催の予定でしたが、台風の影響で延期となったからです。お天気にも恵まれたこの日、お子さんやご家族と一緒に、中庭に大きなテントを張りました。ペグ打ちをしたり、テントの柱を支えたりと、おとなにとっては大層なテント張りも、子どもたちにとっては、どれも楽しい体験のひとつとなったのではないでしょうか。

(今年度のキャンプすべては、大和ハウスエンドレス基金の助成を受け実現しました)

今年度からTCHのケア活動は、ハウス内だけではなく、病院へも広がりました。ホスピスを利用してくださっているお子さんの中には、入院や治療のため、来館が難しい状況になるお子さんたちもおられます。そんな時、私たちは病院へお子さんに会いに行くことを始めました。何かをするためではなく、お子さんの状況を伺いながら、「会いに行っていいですか?」と、訪問活動というには、あまりそれらしくないかもしれませんが、ホスピスのケア活動としては大事なことだと感じています。

<入院中のお子さんが作っていた作品>

秋のTCHは、たくさんのイベントがあり、にぎやかな風景がたくさん見られました。一方で、パーソナルケアを基本とするホスピスとして、お子さんごと、ご家族ごとの風景も確かにありました。それぞれのご家族の想いは、ホスピスにはたくさん寄せられます。TCHも2年目の秋を迎え、この場所がLTCのお子さんとご家族にとって、少しでも居心地のいい場所、温かい場所になっていたらいいな…そうだと嬉しいな…と感じています。

<紅葉の鶴見緑地駅前風景>

ファミリーケア マネージャー 市川雅子