ホンモノに触れる体験を~子どもホスピスの体験プログラム

今年度から始まった体験プログラム。このプログラムは、子ども達の興味関心のある領域のプロの方で、普段から子どもホスピスの活動を応援してくださっている団体の皆さんにご協力いただきました。

前期の体験プログラムにご協力いただいたのは、「友栄食品興業」さん、「石窯ピッツアアンソニー」さん、「大成建設」設計室さん、美容室「hair will(ヘアウィル)」さんです。

プログラムの内容はどれもこれも、本当に楽しくて、ホスピスのスタッフではほぼ実現できないものばかり…。何よりスタッフとして嬉しかった事は、普段子ども達が接する事のない人たち(大人)と接する機会を作ることができたことです。

私たちが願ったのは、子どもたちに「えー、こんな大人がいるんだから」ということを知ってほしかったことでした。家、学校、病院―その他にもいろんな素敵な大人の人がいる事を…。そして、そういった人たちが、みんなを応援してくれていることを。「どんな自分でいてもいいんだ」とじんわり感じてくれていたらいいな…。

子どもたちが今後自分の将来像を描く時に、少しでも今回のプログラムでの経験が役に立ってくれたらと願っています。

それぞれのプログラムの様子の一部をお届けします。

■工場でパンづくり

プロと一緒にイチからパン作り。
「パンこねるの力いるわ~。パン作りって結構大変。でも楽しい!」



■石窯ピッツアで焼いてみる

「石窯ピッツアってなーにー?ピザとピッツアの違いって?」

自分で好きにトッピング中

「石窯、あっつー」

■建築士という仕事

どうしたらホスピスがもっと楽しい場所になるか、アイディア大会中。
「うーん。楽しいけどなんかめっちゃ頭使って疲れたー」

■美容師って

「パーマ液、くさーい」

カラーリングを体験中

三つ編みの編み込み練習中

ホスピススタッフ 古本愛貴子

※本事業は ベネッセこども基金のご支援をいただき、実施しております。誠にありがとうございます!