映画:子どもが教えてくれたこと

先日、映画「子どもが教えてくれたこと」が銀座シネスイッチで公開されたので、早速、行って来ました。監督はアンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン。2016年フランスで話題を呼んだ作品です。公式サイトはこちら(http://kodomo-oshiete.com/)このサイトのスペシャルコンテツにTSURUMIこどもホスピスが少し紹介されています。

この映画は、TSURUMIこどもホスピスを利用しているメンバーと同じような、LTC(LIFE THREATENING CONDITION:生命が脅やかされている状態)の子どもたちの日々を記録したドキュメンタリー映画です。愛らしい5人の子どもたちが登場するのですが、本当に心打たれるシーンが沢山あって、とっても素敵な映画でした。中でも感心したのが、どの子も自分の病気を詳細に理解しているというところ。それも、病気について知らない人にも分かるように説明できるレベルにまで言語化出来ているという点です。こうあれる背景の1つに、大人は子どもを保護の対象としつつも、それ以上に1人の人格者として扱っている社会や文化があるからなんだろうなぁ・・・と思いながら観ていました。日本はもう少し努力が必要な段階ではありますが、きっとそうなって行くのだろうと思います。

色々書くとネタバレになるので、この辺で・・・
映画、是非観て下さいね!(劇場情報)

LTC(LIFE THREATENING CONDITION)の子どもの病態
1)根治的治療によって治癒するかもしれないが、功を奏さない可能性もある病態
2)早期の死は避けられないが、延命治療による延命が得られる可能性のある病態
3)進行性で根治的な治療がないため、緩和ケアに限られる病態
4)非進行性だが回復不能な重度の障害があり、合併症により早期に死に至る可能性が高い病態

ページ内LINK → 私たちが対象とするLTCの子どもたち