2018年始動!メンバーそれぞれの冬の過ごし方

新しい年、2018年が始まりました。ケアスタッフの大矢です。皆さんはどのような年末年始をお過ごしだったでしょうか?

TCHは1月5日より始まりました。
寒さもますます厳しくなり、インフルエンザの流行や風邪、嘔吐下痢などの病気が蔓延する時期です。特に感染リスクを抱えた子ども家族にとっては、必然的に行動範囲も狭まってきますので、体調管理に余念がない時期を過ごしています。

そのため、この時期のTCHでは、複数の子ども家族が集まるプログラムやイベントを控え、ご家族単位で過ごしてもらうパーソナルプログラムがケア活動の中心になります。感染リスクの高い子どものご家族が、子ども自身の発意や病状を考えながら、ご両親やスタッフとTCHでの過ごし方を相談し、それぞれの思いを十分に満たせるよう過ごしていただく…そのような感じです。

きょうだいで卓球を楽しむ。ブランコやサイバーロールに乗って、体が揺れるスリルや体を動かして遊びことを存分楽しむ。ルールのある遊びに興味が出始め、対戦を楽しむゲームに臨む。12月に骨折をしてしまい、しばらく大好きなお風呂に入れなかったけど、やっとそれも解禁になって家族全員でお風呂の気持ちよさとスヌーズレンの光の刺激を味わった子―。TCHのハウスの環境を存分に活用してのご利用風景が見られています。

もう一つ、次年度に向けての運営やTCH利用、ケアの内容、医療連携やファンドレイズに関してあらゆる方面からの総括と方向性を出す時期でもあります。年々、ご利用いただくメンバーが増えていく中、TCHが「子どもホスピスとしてできることは何なのか」「何を大切にしていくのか」「TCHを利用する子ども家族と一緒にどんなことを作り上げていきたいか」など、子どもたちの何を大事にし、ホスピス運営やケアを行なっていくのかなど、次年度の方向性の打ち出しと取り組み準備をしています。

多くの方にご寄付やお力をいただきながらTSURUMIこどもホスピスは運営されています。メンバー家族はもちろん、支援者や医療関係者の方々などご理解をいただき、末永く利用や協賛をしていただけるようなこどもホスピス運営、こどもホスピスケアを実現していきたいと、強く願っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

アシスタントケアマネージャー 大矢 佳代