TCHがある「あそび創造広場」って?

新しい元号を迎える2019年。TSURUMIこどもホスピス(TCH)もオープンから3年が過ぎ、重い病気を抱える子どもたちとそのご家族や、周辺にいらっしゃる医療関係者の皆さん、小児緩和に関心のある方々にも、少しずつ知られる場所になってきました。いつも本当にありがとうございます。

とはいえ、私たちの活動は『子どもホスピス』だけではありません。
今日は、まだあまり知られていない「あそび創造広場」の2つの取り組みをご紹介したいと思います。

★誰でもふらっと『ふらっとカフェ&おにわ』:毎週金曜日(祝日を除く)10時~12時
TCH内にあるカフェスペース「つるみカフェ」と中庭を地域に開放しています。どんな方が来られているかと言うと、ご近所の親子連れの方、鶴見緑地を散歩に来られた方、前からちょっとTCHに興味があった方、どんなところかのぞいてみたかった方…など、様々です。お母さん同士がゆっくりおしゃべりするのに、水筒とお菓子持参で来られた方もいらっしゃいました。ただ、「カフェ」と言っても店員はおりませんし、大勢での専有はできませんが、どなたでも気軽にふらっと立ち寄れる場所であり、ひとときなんです。

「ふらっとカフェ&おにわ」の様子です。
赤ちゃん連れのママさん。鶴見緑地のお散歩ついでに立ち寄ってくれました。

芝生はこれから緑になっていきます。
この日は保育士スタッフとばったり!レジャーシートを持ってのお散歩もおすすめです。

この時間には、ホスピススタッフが1名います(時には他のスタッフも合流することも…)。何気ないおしゃべりや、ちょっと聞いてみたいことなど気軽に聞けるチャンスです。バギーや車いすをご利用の方も、お気軽に「ふらっと」お立ち寄りください。

★「TCHパブリックデイ」イベント:毎月第3日曜日
月に一度、第3日曜に『パブリックデイ』として、地域の人も参加できる原っぱイベントを行っています。イベントの規模は大小ですが、ほとんどのイベントは事前申し込み(ウェブサイトのイベント情報からこくちーずによる申し込み)が必要です。

あそび創造広場は、地域で暮らす子どもたち、病気や障がいのあるなしに関係なく、誰でもみんな一緒に楽しめる広場を目指しています。パブリックデイは、イベントごとに中身が様々です。子ども対象のイベント、親子イベント、チャリティイベントからおとな向けの市民講座まで、色んなタイプのイベントを行っています。月ごとにテーマが違うので、詳細はウェブサイトの「イベント案内」をご覧ください。(季節の良い時期は、原っぱ入口にキッチンカーも来ています)
 
原っぱにキッチンカーが来ているときの風景です。

写真展2019&春のドネーションイベント(4月)は、こんな様子でした!

パブリックデイにどんなイベントがあるかは、前月にウェブサイトやフェイスブックで告知しています。気になるイベントがあれば、ぜひ一度、ご参加してくださいね。

あそび創造広場は、子どもを心から大切に想う地域社会を創ることを目指しています。子どもの状態に拘らず、社会の中で育まれることを大切に考え、様々な取り組みを実施しています。緑いっぱいの自然の中で、命の大切さや人への優しさを子どもたちに伝えていけたらな…と思っています。

アシスタントケアマネージャー 市川雅子