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楽しみがある毎日

2020.12.26 / 活動レポート

早かった一年。でも思い返すと、春から夏の風景が、とっても遠い昔に感じてしまうのはなぜでしょう。想像もしていなかった出来事に、大人も子どもも、頭も心も、毎日のように占拠されてきましたが、それでもなんだかとっても、心が温められた1年だったようにも思います。

そう思うのは、ささやかでも楽しみがある毎日を送りたい、というみんなの願いが今できること、今大事にしたいことに向かっていったからではないでしょうか。楽しみは、どんな状況でも、どんな時代でも、誰にでも必要だと確かに言えるものだから。楽しみを作りたい。楽しみを広げたい。毎日の楽しみが今日の元気に、明日のエネルギーになるように。

そして子どもにとっての楽しみは、ささやかな日常の中に溢れています。「おうちに帰れた」「家族でご飯を食べた」「おうちのお風呂に入れた」「YouTubeが面白かった」
楽しみは言葉に表されなくても、笑顔やご機嫌な姿からも見つかります。

自分のお気に入りのオモチャとの出会いも、その一つかもしれません。
そんな出会いに繋がる事業を、東京おもちゃ美術館さんが始められました。

・PR動画

・インタビュー動画

「病気や障害がある子どもたちにとっても遊びは大切で、すべての子どもたちに『好きな遊びで夢中になる』経験をして欲しい、そんな想いが込められて選ばれたおもちゃのセット(あそびのむし)を、ホスピスでも使ってくれませんか?…」こんなステキなお話をいただいたときは、とっても興奮しました。それは、ホスピスにはまだなくて。でもとっても楽しそうなおもちゃばかりだったからです。そして何より、子どもの気持ちと子どもが選ぶことを大事にされていたことに、心が温かくなりました。

日常生活に制限があったり、自分で遊びを広げることが難しい子どもたちにとって、お気に入りのおもちゃとの出会いは、誰かと楽しみを共有できる時間や、熱中したり没頭したりする時間を創り出す、魔法のような「もの」です。

ただおもちゃを配布するという事業ではなく、難病児とそのご家族が抱える問題や存在自体を知ってもらう社会啓発も目的としている、この『あそびのむし』事業に、ホスピスも参加させていただいています。

子どもの楽しみや経験が広がることは、平和な社会にも通じているかもしれないと、ちょっと大きなことも思いめぐらしながら、まずはスタッフから遊び始めています。来年は子どもたちと一緒にたくさん遊べることを楽しみにしています。

アシスタントケアマネージャー
市川雅子