【GM通信】子どもたちの笑顔とともに、上半期レポート2019

こんにちは、ゼネラルマネージャーの水谷です。
冬支度に入らないと!という季節になりましたね…。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

2019年度も、すでに半分を折り返しました。
この春、4年目にしてやっと、広場に園路ができたことは大きな出来事の一つです。TCHメンバーの中にはバギーの子が多く「子どもたちが原っぱをゆったり通り抜ける」環境を整えることは、スタッフの悲願でもありました。5月に開催した親子ファンランの園路DEランでは、メンバーの子たちに加え、メンバーを終了し地域で過ごす子どもたちも参加。きょうだいや親も一緒に走ったり、地域の子どもたちが加わったり…。そんな子どもたちのキラキラした姿を見て、TSURUMIこどもホスピスが子どもたちやご家族にできることの可能性がぐっと広がる確信を得たように思います。秋には、その園路の傍らでものづくり広場もわいわいと楽しく開催することができました。

夏が到来すると、とことん水と戯れる子どもたちがいっぱい!イベントでも、個別利用のデイユースでも、宿泊でのお遊びでも、芝生の上で心地よさそうな子どもたちがいて、きょうだいと一緒に遊んで笑顔いっぱいの子どもたちもいて、それを見守る親御さんの姿があって…。その風景をそっと見守るかのように、芝生の緑や樹木や花壇のお花もあって…(花*花サポーターのご支援にも感謝!)。とても素敵な時間は、あっという間に過ぎていきます。

今年の新たなチャレンジの一つ。働く体験プロジェクトが始動。これに参加するのは、重い病気のために入院治療を経験した高学年以上の子どもたちです。12月パブリックデイではこの活動の最終回を実施しますので、子どもたちが販売するピッツアをぜひ買いに来てくださいね!もう一つのチャレンジは、病気の子どものきょうだいたちのイベントきょうだいキャンプでした。きょうだいたちの伸びやかに過ごす時間はとても温かな時間に…。これらのイベントに参加してくれた子たちが10月イベントの「チャリティピクニック」にも協力してくれたりして、子どもたちのエネルギーに圧倒されました(ピクニックの様子はまた後日お届けしますので、ぜひご覧になってください)。

ファンドレイジングの新メニュー「ちょきんDEぼきん」プロジェクトのことも、お伝えしたいことの一つです。春のドネーションデイには、たくさんのお気持ちを寄せていただき、45万超の募金が集まりました!常日頃からご協力いただいている支援者の皆さんをはじめ、ボランティアやメンバーの子どもたちまで、お金を貯めた貯金箱を持ち寄ってくれて、涙が出そうなほど嬉しかったです。2019年秋からは桃色の貯金箱「ももCHOBO」も加わりました。貯金箱の購入を希望される方は、サポーターズカフェやパブリックデイのイベントの機会にぜひお求めください。

いろんなことがいっぱいの上半期2019でした。この期間にエントリーした子どもと家族(メンバー)は10世帯。今も治療を受けながら…、そして、入退院を繰り返しながら、それぞれがその子の時間を歩んでおり、彼らを見守るご家族がおられます。これからの季節は、感染への恐れや不安がより強まっていく時期ですから、私たちもご家族の不安な気持ちを受け止め、子どもたちの希望や願いにとことん寄り添う、そんな活動を続けていきたいと思います。私たちTSURUMI子どもホスピスの取り組みを、引き続き、応援してください!
 

ゼネラルマネージャー 水谷 綾
 

↑大芸大の学生ボランティアが作ってくださった「原っぱマップ」。「TSURUMIこどもホスピスのある広場には、こんなにたくさんの樹木や草花があるんだよ~」ということを子どもたちに優しく伝えてくれています。