「今の自分にできること」子どもチャリティプロデューサーのレモネードスタンド♪

この夏、とっても嬉しいことがありました。
それはメンバーのひまりちゃん(12歳)が、地域の夏祭りで「レモネードスタンド」をやってくれたことです。レモネードスタンドとは、小児がんに罹患した少女が、小児がんを患う子ども達の為に募金を集めようと始めた活動です。ひまりちゃんが行う「ひまわりレモネード」は、売上げをすべてTSURUMIこどもホスピスに寄付してくださる企画です。実は、今年は2回目の実施でしたが、初めてスタッフも参加させてもらいました。

ひまりちゃんがレモネードスタンドをやろうと思った理由。
「小児がんを経験したからには、何かしないといけないと思った。自分がガンになったのは運命だと感じていた。将来、看護師になりたいという夢が見つかったけど、今すぐ自分が小児がんに対してできることはないかと考えていた時に、ママからアレックスちゃんのレモネードスタンドの話を聞いて、これなら家族に手伝ってもらったらできるかもと思ったから」だそうです。そこで、お友達のさらちゃん家族にも協力をお願いし、一緒に地域のお祭りでレモネードスタンドをやることになりました。さらちゃんは「自分に近い存在のひまりちゃんを手伝いたい。直接小児がんで困っている人を助けれるから」と思ったとのこと。

実際やってみると、想像以上に暑く、ずっと立ち続ける作業なので、なかなかのしんどさ。それでも「レモネードいかがですか?」を大きな声でお客さんに呼びかけ、本当に楽しそうに販売してる姿はとっても印象的でした。また、このレモネード。ほんと、おいしい!もう一杯買いたくなる美味しさでした(ちなみに1杯100円で、ソーダ入りも選べます)このレモネードレシピも、お友達家族が考案してくれた特別レシピです。

レモネード販売と同時にホスピスの宣伝もしてくれました。
「どういう場所なの?」「こんな場所あるんだね」と話しかけてくれる人、、。「少しだけど…」とレモネードの購入とは別に「募金」をしてくれる人。ひまりちゃんは「小児がん支援、ホスピスを知ろうとしてくれる方がいて嬉しかった。2年連続で来られた方もいたし、一人で5杯ぐらい飲んでくれる子もいて嬉しかった。やりがいも感じた」と。さらちゃんも「子ども達でお店をして楽しかった!レモネードスタンドをすることで、自分の力になっていると思った」と。終わった後に話してくれました。

応援したい思いがあっても実行するって難しい。でも、こうやって思いを行動という形にしてくれた子ども達に教えられた気がします。ホスピスのテーマのひとつでもある「地域とともに」とは、こういうことか!!と、実感できた古本でした。ひまりちゃんが自分のお友達であるさらちゃんと、自分ができることをする。チャリティ活動、募金活動ってなんだか難しくて、最初の一歩目を出しにくいかもしれませんが、あまり難しく考えず「今自分ができることをやる!楽しんでやる!」。それが一番だな~、と思いました。

さわやかなレモン味のレモネードを飲み、子ども達の声を聞きながら「あー、こんな時間がずっとずっと続けばいいのに…」と。子ども達の可能性や力をもっともっと信じたくなる夏の夜でした。

2日間で合計70.699円(売上+募金)でした。
「ひゃ~、すごいね~」とびっくりのスタッフ達でした。本当にありがと!

ホスピススタッフ 古本 愛貴子