私たちは、生命を脅かされる病気を伴う子ども、兄弟姉妹、保護者を対象としています。大変な治療をしながらであっても、本来享受すべき学びや遊び、憩いなど、同世代の子どもと同じような体験ができるよう、医療現場と連携して、“その子らしい時間”を生み出すお手伝いをしています。
これまで、たくさんの子どもたちと出会いました。しかし、なかには、自らの病気を知らないまま治療を続ける子どももいる。「辛い治療中だから言わないであげて」という大人の愛情もわかりつつ、「ひとりの人間としての子どもの尊厳はどうあるべきだろう」と考えさせられます。大切な“今しかない時間”をどう過ごしたいかは、子ども本人が一番わかっているはずです。
治療はとても大事です。でも、治療によって著しく損なわれる“子どもらしい時間”もある。だから、「お家に帰りたい!」「家族旅行がしたい!」「お友だちをたくさん呼んでお誕生日会がしたい!」と言っていい。私たちは、そんな当たり前のことを我慢しなくてもよい社会をつくりたいと考えています。
これを見てくれたキミ。保護者のみなさん。そして、医療関係者のみなさん。ぜひ動いてみませんか? 私たちには、その準備があります。ぜひTSURUMIこどもホスピスにお越しください。