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【Backstage Shots & Stories】ちょきんDEぼきん製作秘話:ちょきん箱はこうしてできました

2018.12.22 / 活動レポート

こんにちは。ゼネラルマネージャーの水谷です。

「TSURUMIこどもホスピス(TCH)のオリジナルのグッズが欲しいなあ」。ホスピス開設当初から、そんな声をあちこちからいただいてました。「文具がいい!」「缶バッジもいいよね~」「お菓子はどぉ」「Tシャツが欲しい!」などなど、いろ~んなお声の数々…。どれも実現できないものではなかったのですが、「どんなものがTCHらしいのだろう?」と。いろいろ考えた結果、TCHの理念の一つ「ともにつくる感」を大事に、そして、「子どもたちが親しんでくれるモノ」であって、「自分の傍らにそっと置いておきたくなる」というコンセプトにしましょう!となりました。そしてようやくできたのが、この「ちょきんDEぼきん」の“貯金箱”です。この実現に力を貸してくださる協力者との出会いがあって、今回のちょきん箱は生まれたのでした。

今日は、ちょきん箱のデザイン製作にご協力いただいたセメントプロデュースデザインさんをご紹介します!

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<ちょきん箱の製作秘話>

私たち(セメントプロデュースデザイン)の業務はデザイン業務・地域産業協業活動(地場産業と協業しながら、地域の持つ技術を活かした製造の仕組みを作り、日本の商業をよりよく循環させていく事業)を取り組んでおります。私の担当エリア岐阜県では、日本で生産されている陶磁器製品の約60%の生産量占めています。そう言った背景から私のところへ陶磁器製貯金箱製造ディレクションの依頼が来ました。このお話が子どもホスピスという施設があるということを初めて知ったきっかけでした命を脅かす病気(LTC)があることは存じていましたが、社会的な課題に向き合った施設が存在することは知りませんでした。製品開発にともない、子どもホスピスに関わる方々の取組を聞いているうちに、、、僕たちの活動も何か新しい形のボランティア活動ができないかと考えました。日頃からお世話になっている陶磁器製和食メーカー大東亜窯業(株)の楓さんにご相談したところ、「ぜひ僕たちにも何か手伝えることはありませんか!」とのお返事。製造に関わる一部費用、オープンイベントなどをボランティアとして参加していただくことになりました。

また、プロジェクトの進行にあたり、グラフィック、リーフレットなどの制作もお手伝いさせていただきました。このプロジェクトで私たちのミッションは、「誰かの大切な人、そして関わる人たちみんなが少しでも幸せになるお手伝いをすること。(デザインというのは、企画内容と造形を含めて)」。一見綺麗事に聞こえてしまいそうですが、利益的な話だけではなく、見て、体験して、素直に楽しいものに仕上がればそれが一番いいなと思いました。できあがった貯金箱は、ホスピスを象徴するにっこりとしたロゴのマークがついたおうち型。コロンと可愛いキャラクターのように、可愛がりたくなる貯金箱は、人々の心をやわらげ、自然と手に取りたくなる力を持っていると思います。

リーフレットなども、大人だけでなく子どもにも手に取っていただけることを意識しました。貯金箱がこのデザインになるまでにも、子どもも大人も幸せになれるデザインとは何か、複数案考案し、普段の「どうすれば売れるか」と考えて作るものより、もっと初心に返って考える機会になりました。私たちがカタチにしたかったもの、何か『 おしゃれ・かわいい・カッコイイ・素敵 』が普段お生活に溶け込み、募金という行為が次のカタチを作れる力になればと、、、、

キックオフイベント(お披露目会)では、貯金箱の3・5・8・10倍のサイズの模型を製造してお披露目の演出をしたところ!!!子どもたちが模型でいろんな遊びをしだした、、、、びっくり、、、子どもはすごいな!と予想もしなかったレイアウトまで!

この度、誰かの幸せを…と思っていたはずが、私たちが逆に幸せを教えられた気がします。今後は、このおうち型にカラフルな色の展開も考えております。

セメントプロデュースデザイン 
ディレクター:林 弘之
デザイナー :林里栄子・黒田理紗