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あの子とこの子のゴールデンウィーク♪:今年のTSURUMIのGW風景

2019.05.21 / 活動レポート

世間を賑わした今年のゴールデンウィーク。10連休も終わってみると、そんなに長かったかな?TSURUMI(TCH)のGWはいつも通り、子どもたちを迎えていましたが、ちょっといつもとは違う風景がたくさん見られました。

<お友だちと一緒に!>
ゴールデンウィークが始まってすぐ、入院中に仲良くなったお友だち家族2組が、元気あふれるきょうだいと一緒に泊まりに来てくれました。お子さんの長い治療が終わり、退院したばかりのご家族。GWは遠出もできず、どうしようか…と思われていたようです。

この日、普段なら遊びの時間はあっという間に過ぎていきますが、今日はお泊りだから「まだまだ遊べる!」子どもたちも、普段とは違う特別な時間に、大興奮!でした。そして、ほんの少し旅行気分を味わえたのは、子どもたちだけでなく、親御さんも同じだったかも…。このお泊りが少しでも、お母さんたちの羽根を伸ばすことができた時間になっていたらいいな。

なかなか眠くならな~い、子どもたち!

<お友だち!>
「あの子とあの子、一緒に遊べる場面作れないかな…」。ホスピスで子どもたちひとり一人のプランを考えるときに、よくこんな話をします。ホスピスに来る子どもたちは、病気も病期も病状もみんなまったく違うので、家族単位の個別利用が中心になります。だから、子ども同士の時間を大事にしたい!というプランを考えても、実際のところ、それらを実現するのは結構難しかったりします。

そんな願いがやっと実現するチャンスが、ゴールデンウィークにやってきました!あの子とあの子が出会う機会!決して無理やりではなく、ご家族の都合とTSURUMIの予定があったこと、「これって偶然じゃないのかも…」と、私自身、ちょっとワクワクしました。

この日、子ども同士の距離は、ほんのちょっと縮まったようでした。お互いを少し意識できたこと…、それで十分!あとは、楽しく食べて、楽しく遊んで…、ほんとあっという間の時間でした。子どもたちの「好き」の種は、いろんなところで芽が出そうです。何かが始まる予感にドキドキ。

<お泊りの中で叶えたかったこと>
スタッフとご家族が、いつもより長い時間を一緒に過ごすことで、ほんのちょっとでも子どもたちやご家族と仲よくなれたらいいな…そんな思いが、お泊りにはありました。私たちは入院生活をずっと支える看護師さんやお医者さんたちとは違い、子どもたち、親御さんたちと過ごす時間は、なにかと短く限られています。だから、子どもたちが頑張っているしんどい治療のこと、支えているご家族の大変さ、寂しいのをぐっと我慢しているきょうだいのことを、いつも考えています。そしてその先に、ホスピスに来たときのみんなの笑顔があるということを…。もっともっと子どもの声を聴きたい、ご家族の想いをしっかりと聴ける時間を持ちたい。それが、お泊りという特別な機会を使って出来たらいいな~というのが、このGWの私たちの想いでした。

一組、一組、ご家族ごとに、お泊りの時間が意味するものは違います。私たちは、どのご家族にとっても忘れられない大事な一日になるように、ご家族と一緒にできる限りの準備をしました。あるお母さんの「今年はキャンプに行けないから…」の一言から、「じゃあ、うちにある大きなテントを立てましょう!」と、気分だけでもキャンプ風にすることを提案したり、日ごろ食事に興味がない子に、外でみんなで一緒に食べたら、食事の時間も楽しくなるんじゃないかな…と考えたり。

ブクブクジャグジーのお風呂を楽しんでくれた子。たくさんのお料理を作って持ってきてくれたお母さん。今日こそは、作りかけのラキューロボットを完成させようと、意気込んでやってきたきょうだいたち。それぞれのやりたいことを思いっきりやって、ご家族と協力し合った手作り感満載のお泊りの時間。ホテルのような充実したサービス!はありませんが、一つ一つが想いのこもった、大切なゴールデンウィークの想い出です。

やっと完成!ラキューロボット!

 

アシスタントケアマネージャー 市川雅子