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作って、遊んで、食べて、笑った!TCHクラブ

2018.09.30 / 活動レポート

5月から始まったTCHクラブ(学童以上の子どもたちときょうだい、及び病院や学校の友達が集まって活動するプログラム)。回を重ねるごとに、子ども同士の関わりやつながりも広がったらいいねと、子ども達の「やりたい!」「やってみたい!」を実現するプログラム。今回は、6月から9月最終回までの活動の様子をお知らせします。

■6月(第3回目):「麩を使ってのラスク作り」と「夏野菜の苗植え」
普段、お味噌汁やすき焼きに入れる以外、あまり食べることがない『麩』。それがなんとホットプレートで焼いて砂糖をパラパラするだけで『ラスク』の出来上がり!「めっちゃおいしい!」「またしたい!」と大盛りあがり。ホスピスでできたイチゴで作ったイチゴジャムやバニラアイス、ハチミツをトッピングするとおいしさ倍増!“全部のせ”する子どもも…。ラスクを食べながら次回の相談が始まり、クッキングへの意欲はどんどん膨らんでいきました。

「野菜の苗植え」は大阪芸術大学の先生や学生さん達の協力のもと、トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、シソ、落花生などの苗を植えました。苗を見ながら「何の野菜でしょうか?」クイズでは、ちなみにトマトの正解率は100%、落花生の正解率は0%でした。勉強になりました。

■7月(第4回目):クラフト活動とクッキング活動!
午前はクラフト活動で、ボートを作って浮かべて遊びました。夏真っ盛りの日、ボートを浮かべるだけでなく、自分もビニールプールへジャポーン!全身を使っての活動でした。午後からは「フルーツポンチ」のクッキング活動。白玉粉で白玉を作り、缶詰のモモ・リンゴ・パイナップルを切って、好みのシロップ(炭酸水・カルピスなど)を入れて出来上がり。透明カップに白玉と色とりどりのフルーツと冷え冷えのシロップ。酷暑の中、喉元には涼しい風が通り抜けたひとときでした。

■8月(第5回目):「夏休み特別版」。 
段ボール工作のワークショップをされているグループの「dan‐go」さんに全面協力いただき、段ボールでのクラフト活動を実施しました。「くるま」か「タワー」を選び、段ボールをくり抜いたり、折ったり、接着したり…。作っている間に「もっと高くしよ」「色塗った方かかっこいい」などとそれぞれの工夫、オリジナリティー溢れる作品が出来上がりました。最後に作品を並べて“がんばったところ”や“工夫したところ”を伝え合いました。

■9月:最終回は、み~んなでゲームや遊びで締めくくり
いよいよ最終回9/8は、クラフトやクッキングから離れて「みんなで遊ぼう!」の企画。今まで一緒に活動してきた仲間と共に「虫取りにいこうよゲーム」「風船ゲーム」「ドッジボール」の3つのゲーム遊びでした。中でも最後の「ドッジボール」では、子ども達から「“大人対子ども”でしたい!」との大胆な意見がでました。早速ゲーム開始。大人チーム(スタッフとボランティア)は大人げも忖度もなく本気100%!子どもも大人も当てたときの喜びと当たったときの悔しさが交錯し、超盛り上がり!「もう一度したいゲームは?」の質問に、全員「ドッジ!」との答えが返ってきました。

5月からスタートした「TCHクラブ」。小学校1年生から高校1年生まで、のべ78名の子ども達が参加してくれました。TCHメンバーの子ども達は、親元から離れて過ごすことの少ない子どももいます。でも、クラブ活動中は親元から離れ、毎回、作ったり、遊んだり、食べたり…と共通の活動を通して子ども同士つながりをもつことができ、友達と一緒にできることがいっぱい見つかり、達成感を感じたり、次への意欲につながった面は大きかったと思います。その一方で、年齢層や子どもの関心の多様さや、子どもの状態の変化と限られた日数の中で、活動を積み上げていくことの難しさもありました。

「TCHクラブ」は今回で終了しましたが、これからも子ども達の「やってみたい」「できた!」の声や気持ちを大切にできるプログラムをまた子どもたちと一緒に創っていけたらと願っています。

ホスピススタッフ 饗庭真祐美