
TSURUMIこどもホスピスでは、病気の子どもと同じように、そのきょうだいのサポートも当然必要なこととして考えており、「NPO法人しぶたね」さんと一緒に取り組んでいます。
その「しぶたね」さんが実施しているのが、『シブリングサポーター研修』。
きょうだいが抱えるかもしれないさまざまな気持ちへの理解を深め、支え手(シブリングサポーター)を全国で増やし、つなげていくことを目的に、各地で研修ワークショップが開催されています。
ホスピスのスタッフは、これまでにも全員がこの研修を受講してきました。
今回は新しいスタッフの加入にあわせ、日頃ご協力いただいているボランティアや企業のみなさんと一緒に、改めて研修に参加させていただきました。
きょうだいさんが抱えやすい複雑な気持ち。
でも、「きょうだい」と一括りにはできない、一人ひとりのかけがえのない想いや背景。その気持ちを学びながら、「どんな気持ちも間違ってないよ」「大丈夫だよ」と伝えられるように。小さな体でたくさんの過酷な現実を受け止めているきょうだいさんたちを、ひとりの子どもとして大歓迎できる存在でありたいと、改めて思いました。
研修内で紹介される、きょうだいさんから発せられたという言葉に胸がぎゅっとなることもあります。でも一番大切なのは、その子のすごさやかわいさ、ご家族の想いを信じて、「一緒にい続ける」こと。
最後にはあたたかい気持ちになれる、本当に意義深い研修でした。
ご協力いただいたしぶたねさん、そしてご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
