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西出 由実 にしで・ゆみ

看護師

こどもホスピスとの出会いは2009年。当時、設立活動中だった「こどものホスピスプロジェクト」と「チャイルド・ケモ・ハウス」のシンポジウムに参加したときのことです。病気の子どもや家族の目線で、本気で施設をつくろうと奮闘するスタッフの姿に感動し、「私も携わりたい!」と思いました。そして、小児病棟やこども病院での看護師勤務を経て、念願のこどもホスピスに合流。どんなときも子どもやその家族の理解者でありたい、味方であり続けたい、そんな想いで日々活動しています。

Q
こどもホスピスは、一言でどんな場所?
A

その子の“好きなこと”が安心してできる場所。

Q
利用をためらっている人に一声かけるとしたら?
A

「まずは、私たちに会いに来てください!」ですかね。ひとりで、もしくは家族だけで悩まなくていいし、困っていることを一緒に悩んで解決していく仲間がいることを知ってほしい。そして1日1日を大切に、楽しい時間をつくってほしい。実は、病気と闘うためにも大事なことです。もし突然体調を崩してしまっても、私たち看護師もいるし、ゆっくり休憩できるスペースがあります。とにかく、最初は嫌々でもいいから、一度足を運んでみてほしい!!……あ、一言じゃなくなった(笑)。

Q
こどもホスピスで過ごすなかで、自分の考えや価値観が変わったことは?
A

病院で働いていた頃は、「看護師として」ふるまうことが重要でした。でも、こどもホスピスでは、「私自身として」子どもや家族と関わることを大切にしています。それは、それぞれに自分たちの物語があること、また家族という関係性の力があることを実感しているから。お互いを尊重し助け合いながらサポートすることを通して、私のケアにおける価値観が変わりました。

Q
あなたを表す◯◯について教えてください!
A

「カメラ」です。もともと撮影するのが好き(特に連写が好き!)。でもメカは苦手で、なかなか操作を覚えられない……。