【活動レポート】第3回つるみものづくりクラブ「SUPPO!」:カレーうどんをすすって飛び散ったシミを刺繍しよう at Fabcafe Kyoto

11月2日㈰に今年度最後のつるみものづくりクラブ「SUPPO!」を開催しました。第1回、第2回とTSURUMIこどもホスピスで開催しましたが、最後を飾る第3回目はつるみを飛び出して、共催してくださっている「FabCafe Kyoto」さんに実際にお邪魔してきましたー!!

第3回目は題して、「カレーうどんをすすって飛び散ったシミを刺繍にしよう at FabCafe Kyoto」

普段は飛ばさないようにすごーく気を付けて食べるカレーうどんを思いっきりすすって、白いTシャツを汚して、なんならそれをデザインにしてしまえばかわいいのでは!という常識。そして、つるみ以外でイベントをするという普段の姿をスッポ―ンと飛び越えた企画。

あたたかく万全の準備で迎えてくれたFabCafeのみなさま、本当にありがとうございました。

まずは、「自己紹介」

みんなFabCafe Kyotoにくることを楽しみにしていました
カレーうどんについての指南書。真剣に読み込み。

いざ「実食」

あれだけ気を付けていながらもついてしまうカレーのシミたちは、なぜか飛ばそうとするとかえって飛んでこない。参加したみんなもちょっと苦戦しました。

器を持たずに食べたり。
高い位置ですすったり。
試行錯誤のくりかえし

無事についてくれたシミの型のデータをミシンに送ります。

いざ「刺繍」

順番に刺繍している間に、FabCafeの中を見学しながら、様々な体験やお話を聞きました。

コースター作ったり

ネームタグ作ったり

あらゆる素材に触れてみたり、、

もちろん休憩もあり

参加してくれたみんなもでしたが、同行したスタッフも驚かされることばかりでした。

さぁ、ついに「完成」

刺繍したシミたちを見て、「おぉ~」「かわいい」「いい感じ」と嬉しそうな表情を浮かべていました。
そんな顔を見ながら、本当にここに来れてよかったとスタッフ一同感じておりました。

これがすすったものの勲章

5時間滞在しておりましたが、体感時間はもっと短かったように思います。
帰りの車も興奮冷めやらぬ方がいたり、疲れて寝ている方もいたり、和やかな余韻の残る時間でした。

参加者からの感想

  • 短い時間でたくさんものづくりの経験ができた
  • 鶴見とコラボ看板、水たまりで作った鏡が気になり、すごいなと思いました。いろんな人が作った作品がたくさん飾られていて、初めて見たもので作っていた物がほとんどだったので凄いと思いました。
  • 普段だと汚いと思うシミでもこんなに可愛くなれるという発見
  • 色々な作品や素材を発見できた

今年度3回行った、中学生〜高校卒業後の世代を対象にした連続プログラム「つるみものづくりクラブ:SUPPO!」
病気やさまざまな背景をもつ若者たちが、同年代と出会い、安心して過ごせる“部活のような居場所”をつくる試み。
講師や仲間との出会いを通して、自分らしさや社会とのつながりを感じることを大切にしていました。ちょっとくだらない、けど本気で取り組める。そんなものづくりの場で仲間と出会い、自分のことも少し認められるような時間を作れたのではないかと思います。

改めて、FabCafe Kyotoのみなさま、その他協力してくださったみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。

また来ます!!

この記事を書いた人

鈴木康太(すずき・こうた)

鈴木康太