こどもホスピス入門編、はじまる!

梅雨も早々に明けた7月、「こどもホスピスってどんなところ?」「その開設や運営ってどうなるの?」という基礎から知りたい方に向けて、「こどもホスピス入門編(施設見学会)」を開催しました。今回は、北は宮城から南は佐賀まで、全国各地から27名ものご参加。会場はとてもにぎやかな雰囲気になりました
※ちなみに、次回は10月に横浜の「うちとそらのおうち」での開催が予定されています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。

大阪の会は、まず館内を見学いただくところからスタート。スタッフの案内でこどもホスピス実際の空間を歩いてみて、ホスピス独特の雰囲気を肌で感じてもらったあと、セッションへと進みました。

ここでお話ししたテーマは大きく3つ。
・こどもホスピスってどういうもの?(小児緩和ケアと地域連携)
・ホスピス開設や運営で大事なこと(寄付型運営で進める場合の要点)
各地のこどもホスピス設立の動きや状況推移など

今回、つるみ代表の高場さん、うみそら代表の田川さん、日本こどもホスピス協議会事務局長の飯山さんにも登場いただき、現場での経験やリアルな学びを惜しみなくシェアしてくださいました。参加者からは「自分の地域でホスピスをつくるためにまず必要なことは」「今の事業(取り組み)の延長でこどもホスピスはできるかどうか知りたい」など、それぞれの思いを実践者に投げかけながら参加者とともに考える時間に。また、 今回は行政関係の方も多く 「行政ができる施策づくりに必要な要点」に関する具体的な質問も出て、グループごとに意見やアイデアを交換する時間はとても熱気がありました。

もっと話したい、聞きたい!という声も多かったのですが、時間切れで、次は「創業マネジメント編」へ。今回のセッションを通して「各地でまた新しい動きが始まるかもしれない」「連携の輪や新しいホスピスのカタチが生まれるかもしれない」という予感を強く感じる時間になりました。

 

この記事を書いた人

水谷 綾(みずたに・あや)

水谷 綾

ファンドレイジングアドバイザー・ホスピスネットワーク担当