それぞれのラン!それぞれの大阪マラソン!84人目のランナーとともに。(第8回大阪マラソンレポート:その③)

2018年11月25日、大阪マラソン本番です。更衣場所の西の丸庭園では、さっそく各団体の応援団に元気な声で迎えてもらい、一気に気持ちが高まります!今年も私たち、走ります!

暑い中での練習も、ビール我慢も、全部今日のため!スタートできることだけでも嬉しくて、早くもジーンとしてきます。…一方で、「3時間後、4時間後にも、そんなこと言うてられるかな~??」と、冷静に突っ込みを入れる自分もいます…。泣いても笑っても、今日が本番。それぞれの42.195㎞に向かって、スタートです!

完走のためには前半飛ばすな、と言われても、なかなか難しいですね。ちょっと焦ってしんどくなった時は、沿道の応援はすべて私のもの!と思うことにして、前に進みます。そして、20㎞地点、本当に「私たちの」応援団の登場です!うーん、やっぱりハイタッチは、元気出ますね!

今回、「こどものホスピスプロジェクト」のチャリティランナーは、83名。しんどくなるたびに、83人のチームで走ってるんやで、と何度も思い浮かべました。
速い人は、もうどのへんを走ってるかな~
さっきすれ違った人、しんどそうやったけど、頑張ってるかな~
みんなが、絶対、どこかで頑張っているんよな~
走っている今は一人だけど、チャリティランナーチームにいることで、やっぱり心はいつもより元気です。

「フルマラソンは、30㎞からがホンマしんどい」と言われますが、その直前に、再びTCH応援団に出会えました。30㎞を超えると、疲れも痛みも容赦なし。初めのうちこそ、膝が痛いとか腰が痛いとか思っていましたが、このころには、全部痛い痛い痛~い!!

そして、もうあかん~という頃に現れるのが、大阪マラソン名物の南港大橋。来年からコース変更になるので、今年が南港大橋のラストランですが…名残を惜しむゆとりはありません。必死に登ります。
しかし!TCHランナーには、この橋を渡りきったところに、お楽しみがありました。緑色応援ステーション!
ここまで来たよ~!渡ってきたよ~!!ここにいてくれてありがとう!!!

応援団の笑顔とハイタッチで、足はボロボロだけど、心の疲れはリセット。最後の最後の4㎞に向かいます。南港大橋からゴールまでは、本当に長く、そして応援もぐっと減り…長い長い道のりです。40㎞も走ってきてんから、あと1㎞くらいなんやねん!…でも足動かない~!という時に、嬉しい4か所目の応援団。ん?クリスマス?

最後の元気をチャージして、ヨタヨタと走り出しながら、ふと考えます。何時間、待っててくれはったんやろう…?何千人とハイタッチしはったんやろう…?42.195㎞を走り切れる元気をくれる応援団のパワー、本当にすごいです。

そして、いよいよゴールです。
フィニッシュゲートの左手に、またまたTCHの応援団発見!
走れたよ!フィニッシュできるよ、見ててや~~~~!!

終わってみて、これを書いている5日目の今日は、階段の下りはきついし、青信号が点滅したら、あきらめて止まります。ゆっくりゆっくり歩きながら、痛いのは、みんなと、みんなで、走ったからだもん、しんどかったなあ、楽しかったなあ、と、ニヤニヤします。そして、来年はどんな一日にできるかな、と考えると、もっとニヤニヤしてしまいます。

83人のランナー、そして、応援してくれた、たくさんの84人目のランナーの皆さま。お疲れさまでした!ありがとうございました!来年も、会いましょうね!!

ホスピススタッフ 辻、市川

 

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