子どもたちの夏レポ!「子どもキャンプ~楽しいにきまってるやん♪」

2018年7月。TCH初の「子どもだけキャンプ(お泊り)」を開催しました。このキャンプは「同じような病気を経験した子どもとそのきょうだい達が、一緒に時間を過ごす事で気持ちの分かち合いができる」ことを目的にしたお泊り会です。子ども達にとっても、親御さんにとっても、離れて過ごす…、少し緊張感のある一日でした。

ぜーんぶ、みんなで取り組みました。
夕ご飯のメニューも自分たちで決めて、買い物も自分たちで。(熱い中、往復1時間、、すごい!!)

寝床も自分たちで準備。「お布団のシーツどうやってやるの?」「釘打ちしたーい」「ちょっとこっち手伝ってー」などなど、お互い声を掛け合って完成!

もちろん、夕食作りも自分たちで、です。「目いたーい。玉ねぎもうきれなーい」「じゃがいも切れたよ」「にんじんは、どうやって切るん?」「お家でも切ったりしてるで~」。メニューは定番、「カレー」と「焼きそば」です(関西色強っ!!!しかも焼きそばはソースと塩の2種類を準備)。

「子ども達、そんな食べないですよ~」と予想をしていたスタッフ。
そんな予想はすぐに裏切られ…。パクパク、もぐもぐ、「カレーおいしい」「おかわりしまーす」気づけば、みんなどんどん食べてる。
「え?あれ何杯目?」「3杯目!!!」「えー大丈夫??」なんて会話がずっと繰り広げられていた夕食時間でした。

おおきなお風呂では「こんな素敵なところ使わないともったいないな~」とお風呂で泳ぎまくっていた子。「めっちゃ泡でるー♪」とみんなはしゃぎまくっていました。なんせハウスのお風呂はおっきくてジャグジー付き。

夜はもちろん…。まくら投げ。顔は狙わないってゆったのに、ひたすら2分間投げまくり。みんなで仲良く歯磨きをして、それぞれのテントに…。
「光ってるやつ見てたら気づいたらねてた~」
一緒に寝ているだけで、心がわくわく。なんかすっごく楽しい♪

あっという間に時間が過ぎ、、。
今回のお泊りを通して、子どもたちのいろんな面を見ることができました。何よりも、自分の病気のこと、きょうだいの病気のこと、今自分が感じている気持ちなど、それぞれが、自然に話せている時間が、本当に素敵でした。無理やり話しを聞き出さなくても、話ができる。集団で過ごしながらも、自分のペースで過ごせる。それが、TSURUMIらしいお泊りの会なのかもしれません。この一日の経験が、子ども達の今後の糧になることを願って…。

ホスピススタッフ 古本 愛貴子

※本事業は、大阪ガス「ソーシャルデザインプラス」のご支援を受けて、開催することができました。ありがとうございました!