【活動レポート】つるみものづくりクラブ:SUPPO!「第1回 3Dプリンターと対決!大人の本気粘土大会」

7月27日㈰、TSURUMIこどもホスピスで中学生以上を対象とした、『つるみものづくりクラブ:SUPPO!』の第1回目「3Dプリンターと対決!大人の本気粘土大会」を行いました!

この「SUPPO!」は京都にある、『FabCafe Kyoto』さんと共同で開催しています。

『「おもいこみ、じょうしき、コンプレックス、こていかんねん」、いつのまにか自分の中にあった「こんなもん」を脱いでみる。からだもこころも「すっぽーん」と飛び出して、もう一度見てみたい、まるはだかの目で、いろんなもの。』、そんな気持ちで、病気とともに生きる中学生以上の方やそのきょうだいがちょっと真剣に、ちょっとくだらない、けど本気で取り組める。そんなものづくりの場で仲間と出会い、自分のことも少し認められるような時間を目指して取り組んでいます。

協力してくれているFabCafe Kyotoの山月さんと、FabCafe Kyotoで活動中のアーティスト・数宝さん

今回は利用者8名が参加してくれました。「3Dプリンターと対決!大人の本気粘土大会」
機械VS人間の手、きれい/汚い、うまい/下手ってなんだろう、、。そんな素朴な疑問から始めます。

まずは粘土をこねる手の観察、、実際自分の手はどうなってる??よく見てスケッチしてみました。

スタッフも真剣な表情で参加。

手と頭の体操も終わり。次は対戦相手の紹介

今回、制作するのはこちらの像

対戦スタート!初めて使う土の粘土に苦戦しながら、それぞれが思うように、作り上げていきます。

みんな真剣そのものです。

ちなみにスタッフの作品。

3Dプリンターと約1時間の勝負、、、。

みんな真剣に勝負も忘れて真剣に取り組みすぎて、結局勝敗はうやむやになりました。
しかし、それぞれが見る場所も力を入れる場所も違う、味のある作品ができました。

みんなとてもいい表情で取り組んでくれていました。
協力してくれたFabCafeの山月さんも思わず熱くなっていました。
真剣に取り組んだ約1時間、終わったあとはみんな疲れもありましたが、部活終わりのような充実した表情をしていました。

参加者の感想

  • 粘土が硬くて、力のいる作業で大変だった
  • 意外と難しかった!久しぶりに触って楽しかった!
  • 楽勝だったけど3Dプリンターもよくやったと思う

ものづくりクラブ「SUPPO!」は、まだ始まったばかりです。
今年度は全3回を予定しております。これからの彼らの交流が楽しみです。

第2回目は9月27日㈰を予定しております。次は、「ピクセル寿司モデリング教室」

山月さん、数宝さんありがとうございました!!またよろしくお願いします!!


TSURUMIこどもホスピスでは、
今年度から中学生〜高校卒業後の世代を対象にした連続プログラムをスタートしました。
病気やさまざまな背景をもつ若者たちが、同年代と出会い、
安心して過ごせる“部活のような居場所”をつくる試みです。
まずは「つるみものづくりクラブ:SUPPO!」「つるみケアエイティブチーム」2つのプログラムから。どちらも講師や仲間との出会いを通して、
自分らしさや社会とのつながりを感じることを大切にしています。

この記事を書いた人

鈴木康太(すずき・こうた)

鈴木康太

ケアスタッフ