TSURUMIこどもホスピスの未就学の子どもを対象としたプログラム「ぽかぽかフレンズ」へ、絵本作家の岡田よしたかさんが来てくださいました。
当日は2歳、3歳、5歳の子どもたちと、絵本が大好きで「ぽかぽかフレンズ」でも子どもたちに絵本の読み聞かせをしてくれている利用者の女性、そして岡田さんファンのママが参加。そこへさりげなく岡田よしたかさんが登場!
物静かでちょっぴりシャイな感じでしたが、絵本の読み聞かせは楽しいハーモニカ演奏からはじまりました。その瞬間から全員「よしたかワールド」へ。

1冊目は代表作の「うどんのうーやん」
人手がたりないうどん屋さん。うどんのうーやんは自分で出前にでかけます。驚きの展開の連続に見たこともない具だくさんのうどんが…。うーやんの人柄(?)に感動!
2冊目は新刊の「くらやみパーティー」
月明かりに照らされた暗い夜道で、次々に浮かび上がる不思議な影たち。「じぶんはいったいだれでしょう?」と次々現れる影はどれもユニーク。ちょっぴりドキドキ、くすっと笑える展開と、クイズの楽しさがつまった一作。
そして3冊目が「フルーツパフェをちゅうもんしました」
喫茶店で大好きなフルーツパフェを注文したヨージさん。ところが、食べようとしたその時、「あっ、そうや!」と用事を思い出したヨージさん。田植え、遠足、引っ越し…などなど、挙句の果てに宇宙にも行っちゃいます。奇想天外なストーリーに大爆笑!
どの絵本もコッテコテの大阪弁で、何度も「なんでやねん!」とつっこみたくなるユーモアあふれる絵本ばかりでした。「大阪弁ツッコミ講座」があるとすれば、まちがいなくテキストになり、ツッコミ英才教育を受けたつるみの子ども達でした。



今回、見学が目的で来館を希望された岡田さんに絵本の読み聞かせをお願いしたところ、快くお引き受けくださいました。1冊の予定が3冊も!
子どもたちの楽しみ方はさまざまで、ママのひざにちょこんと座ったり、クッションに全身をあずけたり…。ひとりでじっくり見つめる子どももいれば、少し遠くからそっと見守る子どももいて、みんな思い思いの「一番居心地のいい場所」で楽しんでいました。
おうちの人や幼稚園、保育園、療育の先生、病棟の保育士さんに読んでもらう絵本も大好きですが、作者の方に直接読んでもらう絵本はまさに別格!ことばが直球でズドーン!絵本の楽しさ、大阪弁のおもしろさ、想像をはるかに超えた世界観に子どもも大人も夢中になりました。岡田よしたかさん、ステキな時間をありがとうございました。
また、岡田よしたかさんをTSURUMIこどもホスピスと繋げてくださったセラピードッグトレーナーの廣瀬さん、当日もお越しくださりありがとうございました。
<絵本作家 岡田よしたかさん>
1956年大阪生まれ。 保育所などに勤務後、絵本作家としてデビュー。著書に、『ちくわのわーさん』『こんぶのぶーさん』『うどんのうーやん』などがある。 2012年『ちくわのわーさん』(ブロンズ新社)で、第3回リブロ絵本大賞を受賞。